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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


河北倫明氏『東洋の思想』と川島武宜氏 



テキスト:007*河北倫明(大3)京都国立近代美術館長   岡倉天心「東洋の思想」(角川文庫J 『「槻木は種子の中にある力より1も、より偉大であることはできない」「歴史の中に未来の秘密が横たわっていることを本能的に知る」といった式のおびただしい霊感あふれる章句が、自分の立場に立って独創的に大きく物を見ることを啓示してくれました』

略歴など:昭和-平成時代の美術評論家。
大正3年12月14日生まれ。文部省美術研究所(現東京国立文化財研究所),国立近代美術館をへて,昭和44年京都国立近代美術館長,平成元年横浜美術館長,3年京都造形芸大学長。同年文化功労者。近現代の日本絵画の研究で知られ,美術行政面でも活躍した。平成7年10月30日死去。80歳。福岡県出身。京都帝大卒。著作に「青木繁・生涯と芸術」など。

”かわきた-みちあき【河北倫明】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジより


テキスト:008*川島武宜(明42)東大名誉教授 日本古代史『今仕事に追われて、ゆっくり考える時間がありません。「心に残る本」は数多くあり、一々挙げられないので、考えないと選ぶことができません。……』

略歴など:昭和時代の法学者。
明治42年10月17日生まれ。昭和20年母校東京帝大の教授となる。民法,法社会学を専攻。「所有権法の理論」や日本社会の特質を分析した「日本社会の家族的構成」などをあらわす。また科学としての法律学をとなえ,「法社会学講座」などの編集にもあたった。平成3年文化功労者。平成4年5月21日死去。82歳。岐阜県出身。旧姓は高木。

”かわしま-たけよし【川島武宜】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジより