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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


草柳大蔵氏の『海軍主計大尉・小泉信吉』と串田孫−氏の『プラテーロとわたし』



テキスト:*草柳大蔵(大13)評論家  
 小泉信三「海軍主計大尉・小泉信吉」(文芸春秋社)
  『小泉信三先生が御子息が戦争に参加され戦死するまでの心境を書いたもの。肉親の悲しみをこれほ ど冷徹に見つめ、やさしい言葉で語られることに、真の教養を感じました』

略歴など:昭和後期-平成時代の評論家。
大正13年7月18日生まれ。大宅壮一に師事。「週刊新潮」「女性自身」の創刊にくわわり,集団執筆によるトップ記事をつくる。雑誌連載の「山河に芸術ありて」「現代王国論」以降,評論家として人物論,組織論,女性論を手がけた。平成14年7月22日死去。78歳。神奈川県出身。東大卒。著作に「官僚王国論」「実録 満鉄調査部」など。

”くさやなぎ-だいぞう【草柳大蔵】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:*串田孫−(大4)随想家  
  ヒメネス「プラテーロとわたし」(     )
  『著者ヒメネ刹まスペインの詩人ですが、プラテーロというろばと彼との心の通じが実に美しく感動 いたしました』

略歴など:昭和-平成時代の哲学者,詩人,随筆家。
大正4年11月12日生まれ。演出家串田和美(かずよし),グラフィックデザイナー串田光弘の父。パスカルを研究し,昭和35年東京外大教授。「歴程」同人。昭和33年尾崎喜八らと山の芸術誌「アルプ」を創刊,編集責任者をつとめ,40年からはじめたラジオ番組「音楽の絵本」は1500回をかぞえた。山,自然,人生などをめぐる思索的な随想で知られる。平成17年7月8日死去。89歳。東京出身。東京帝大卒。筆名ははじめ初見靖一。詩集に「羊飼の時計」,随筆集に「山のパンセ」など。

”くしだ-まごいち【串田孫一】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)