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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


黒田了−氏の『不惜身命』と桑田忠親氏の『野菊の墓



テキスト:*黒田了一(明44)大阪府知事    
山本有三「不惜身命」(    )
『@面白く読み易く、しかも汲めどもつきせぬ深い教訓がある。Aひたむきな人間の生き方、猪突 猛進型から次第に脱皮し、謙虚で我慢強い人間への成長過程に学ぶところが多い』

略歴など:昭和時代後期の法学者,政治家。
明治44年3月16日生まれ。昭和14年満州(中国東北部)で大同(だいどう)学院教官となり,戦後ソ連に抑留される。31年大阪市立大教授。46年革新統一候補として大阪府知事に当選。50年共産党の単独支持により再選された。54年弁護士となる。平成15年7月24日死去。92歳。大阪出身。東北帝大卒。著作に「日本国憲法論序説」など。

”くろだ-りょういち【黒田了一】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:*桑田忠親(明謳) 国学院大客員教授 日本史   
 伊藤左千夫「野菊の墓」(岩波文庫)
『アララギ派短歌の開祖といわれた伊藤左千夫の青春の自叙伝ともいわれるこの一篇の恋愛小説は、少なくとも大正以後の文壇には見られぬ、永遠の魂をこめた純愛小説と感銘深きものを覚える』

略歴など:昭和時代の日本史学者。
明治35年11月21日生まれ。東京帝大史料編纂所(へんさんじょ)勤務をへて,昭和21年母校国学院大教授となる。日本中世・近世文化史,茶道史を研究。またNHK大河ドラマの時代考証も担当した。昭和62年5月5日死去。84歳。東京出身。著作に「豊臣秀吉研究」「日本茶道史」など。

”くわた-ただちか【桑田忠親】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)