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祖父江孝男「高学歴社会の若者たち」と高桑純夫「グリム童話」
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テキスト:*祖父江孝男(大15)国立民族学博物館教授 文化人類学
日本経済新聞社編「高学歴社会の若者たち」(日経※) 『現在の日本の若者たちの特色を欧米各国と比較して明快に書いてあり、高校生が自分たちをかえり み、また将来の指針を考える上にも役立つと思う』 |
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略歴など:昭和後期-平成時代の文化人類学者。 大正15年11月5日生まれ。ハーバード大大学院にまなび,明大教授。国立民族学博物館の創設に参画して,昭和52年同博物館教授。のち放送大教授。日本民族学会(現・日本文化人類学会)会長,日本生活学会会長などを歴任。アラスカ先住民の研究が専門だが,文化人類学的な日本人論で知られ,「県民性―文化人類学的考察」がベストセラーとなる。平成24年12月15日死去。86歳。東京出身。東大卒。著作はほかに「文化人類学のすすめ―行動する人間」「県民性の人間学」など。 ”そふえ-たかお【祖父江孝男】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18) |
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テキスト:*高桑純夫(明光)愛知大教授 社会思想史
「グリム童話」(レクラム版)(岩波文庫) 『十六才の秋、胸膜炎で自宅療養中、ドイツ語を学ぶつもりで読んだのです。言葉の美しさは無類で 森林の中に息吹くゲルマンの魂が、私のそれまでの考え方を一変させ、七十才の今日まで、何か事あ るたびに、森からの呼びかけを感じます。ここには、学問にない人間の美しさを見出せます。欲望さ え自我のままは美しいものです』 |
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略歴など:昭和時代の哲学者。 明治36年6月4日生まれ。中世スコラ哲学を研究,昭和15年陸軍士官学校教授となる。戦後唯物論哲学に転じ,主体性論争で活躍。東京女子医大教授,愛知大教授を歴任。40年から原水爆禁止国民会議事務局長をつとめた。昭和54年5月21日死去。75歳。奈良県出身。上智大卒。著作に「中世精神史叙説」「人間の自由について」など。 ”たかくわ-すみお【高桑純夫】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18) |