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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


土屋 清氏の『学生に与う』と鶴見俊輔氏の『団子串助漫遊記』



テキスト:001 **土屋 清(明43) 元朝日新聞論説委員 経済評論  
 河合栄治郎「学生に与う」(現代教養文庫※)
 『河合教授は理想主義者であり、学生の熱愛者であった。学生はどう生きるべきかを教えるこの本を 推したい』

略歴など:昭和時代のジャーナリスト,経済評論家。
明治43年10月5日生まれ。昭和8年朝日新聞社にはいり,20年論説委員となる。河合栄治郎門下で社会思想研究会に参加。39年産業経済新聞社にうつり専務。44年新社長の鹿内信隆が安保条約堅持を表明したのを機に退社。以後評論家として活躍した。昭和62年3月22日死去。76歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「エコノミスト五十年」など。

”つちや-きよし【土屋清】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:002 *鶴見俊輔(大11)評論家   
 宮尾しげを「団子串助漫遊記」(   )
『このように質問されると、とても困ります。正直に言えば宮尾しげを著「団子串助漫遊記」ですが それは偶然に私の読んだ最初の本だからで、他の人に、この一冊としてすすめたい本とは言えません』

略歴など:昭和後期-平成時代の哲学者,評論家。
大正11年6月25日生まれ。鶴見祐輔の長男。ハーバード大で哲学をまなび,昭和18年帰国。21年丸山真男,武田清子らと「思想の科学」を創刊。思想の科学研究会で「共同研究・転向」などをまとめる。京大助教授,東京工業大助教授,同志社大教授を歴任。プラグマティズムの紹介や大衆文化論,日常性に立脚した哲学を展開。40年小田実(まこと)らとベ平連を結成し,ベトナム反戦運動を組織。平成20年「鶴見俊輔書評集成」全3巻で毎日書評賞。東京出身。著作に「日常的思想の可能性」「限界芸術論」「戦後日本の大衆文化史」「柳宗悦」など。

”つるみ-しゅんすけ【鶴見俊輔】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)