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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


手塚治虫氏の『日本民話考』と寺沢 −氏の『マルテの手記』



テキスト:001 **手塚治虫(大15)漫画家  
 「日本民話考」(   )
  『少年時代に読んだ本で「日本民話考」はマンガ家としての私の仕事に大きな影響をあたえた。これ らの本には、自然現象のこまやかな観察や記録があった』

略歴など:昭和時代後期の漫画家。
昭和3年11月3日生まれ。昭和21年デビュー。22年「新宝島」がヒット,赤本漫画にブームをおこす。さらに児童雑誌に進出し,「鉄腕アトム」「リボンの騎士」などでストーリー漫画の世界をひらく。36年手塚動画プロ(のち虫プロ)を設立,アニメーションの分野も開拓した。平成元年2月9日死去。60歳。大阪出身。阪大付属医学専門部卒。本名は治。

”てづか-おさむ【手塚治虫】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:002 **寺沢 一(大14)東大教授 国際法学  
 リルケ「マルテの手記」(岩波文庫)   
 里見 捧「多情仏心」(新潮文庫)
 『二つを挙げた。前者だけでよいのだが、後者の方が高校生に近づきやすいと思ったから。前者は概 括できない著作なので、ノートに抜粋してあったものの、さらにその抄を書く。「詩は人の考えるや うに感情ではない。……詩はほんたうは経験なのだ。一行の詩のためには、あまたの都市、あまたの 人々、あまたの書物をみなければならぬ。あまたの禽獣を知らねばならぬ」(旧仮名)』

略歴など: