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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


西山松之助氏の『谷間のゆり』と蜷川虎三氏の『近世経済思想史論』



テキスト:001 **西山松之助(明45)成城大教授 日本文化史 
  バルザック「谷間のゆり」(岩波文庫※)
 『人生における高貴な行動というものが、如実に描写されている。わけても貴婦人が愛する青年におくるはなむけの言葉は長文でまことに感銘深い』

略歴など:昭和-平成時代の日本史学者。
明治45年6月28日生まれ。東京高師教授,東京教育大助教授をへて昭和39年同大教授。51年成城大教授。専攻は近世文化史。江戸町人研究会を主宰,61年東京都文化賞。芸能の家元制度の研究で知られた。平成24年1月8日死去。99歳。兵庫県出身。東京文理大卒。著作に「家元の研究」「江戸ッ子」「江戸庶民の四季」など。

”にしやま-まつのすけ【西山松之助】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:002 **蜷川虎三(明討)前京都府知事 
  河上 肇「近世経済思想史論」(   )
 『この本を私は三浦三崎の東大の臨海実験所に滞在した時(1920年5月6日)、読み、専門ちがいの「経済学」が急に勉強してみたくなり、その9月には京大経済学部に入学しました』

略歴など:昭和時代の経済学者,政治家。
明治30年2月24日生まれ。昭和14年母校京都帝大の教授。23年初代中小企業庁長官となるが,25年吉田茂首相と衝突して辞任。同年社会党公認で京都府知事に当選,以後連続7選。「憲法を暮らしの中に」をかかげ,教員の勤務評定反対,減反政策反対など独自の府政を推進した。昭和56年2月27日死去。84歳。東京出身。著作に「統計学研究」など。

”にながわ-とらぞう【蜷川虎三】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)