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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


林 英夫氏の『遠野物語』と林家正蔵氏



テキスト:001 *林 英夫(大8)立大教授 日本史 
 柳田国男「遠野物語」(角川文庫)
 『昭和17年ごろ郷土研究社から出されたこの本を見つけ、衝撃的な感動が忘れられない。今でも時に再読するが、日本人の思想の原点のようなものを、再読するごとに教えられ、いつ読んでも新鮮で尽きない生命がこもっている』

略歴など:林 英夫(はやし ひでお、1920年12月10日 - 2007年2月5日)は日本の歴史家(日本史)。愛知県中島郡(現在の一宮市)生まれ。生家は美濃路・起宿の脇本陣。織物業史・農村工業史を専門としマニュファクチュア論争に大きな影響を与える。古文書解読字典の編纂など近世古文書学にも通じる。


テキスト:002 **林家正蔵(明28)落語家
 『答にならない返事で恐縮ですが私も五月満82才になりましたので、若い頃読んで感銘した本も内容も失念して了いまして面目ないことです。今では噺の中の人物に興味を覚えております』

略歴など:大正-昭和時代の落語家。
明治28年5月16日生まれ。2代三遊亭三福(3代円遊)門下。大正8年3代三遊亭円楽となリ,翌年真打。昭和25年8代を襲名。晩年は名跡を7代の実子林家三平の遺族に返上,林家彦六(ひころく)を名のる。得意噺(ばなし)は「火事息子」「怪談牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」など。昭和57年1月29日死去。86歳。東京出身。本名は岡本義。

”はやしや-しょうぞう【林家正蔵(8代)】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)