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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


森村 桂氏の『家なき子』と守屋典郎氏の『日本資本主義分析』



テキスト:001 **森村 桂(昭15)小説家 
 「家なき子」(   )
 『私はいつも自由に、したいことをして生きたいと考えています。ただ、これが出来ない人も世の中にはいることを忘れたくない。幼い頃読んだこの一冊が、心のどこかにのこっているせいかも知れません』

略歴など:昭和後期-平成時代の小説家。
昭和15年1月3日生まれ。豊田三郎の長女。昭和41年ニューカレドニア島旅行記「天国にいちばん近い島」がベストセラーになる。結婚,離婚,再婚を経験し,「結婚志願」「それでも朝はくる」「アリスの丘の物語」などの体験的な小説を多数発表した。平成16年9月27日死去。64歳。東京出身。学習院大卒。本名は三宅桂。

”もりむら-かつら【森村桂】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:002 **守屋典郎(明40)弁護士 経済学 
  山田盛太郎「日本資本主義分析」(岩波書店)
 『戦前の日本資本主義の分析において、その基礎的な分析で右を越えるものはありません。この本は現代の日本についても亦分析の原点をなします。なお右の本をいれて私の「日本マルクス主義政治の形成と発展」と「日本資本主義小史」上下も併せて勧めます』

略歴など:昭和-平成時代の弁護士,経済学者。
明治40年3月12日生まれ。昭和5年弁護士を開業。7年共産党にはいる。13年人民戦線事件などで検挙,投獄される。戦後,民主主義科学者協会の設立に参加。戦中にかかわった紡績産業を分析,「紡績生産費分析」をあらわす。東京出身。東京帝大卒。筆名は野口八郎。著作はほかに「日本資本主義発達史」など。

”もりや-ふみお【守屋典郎】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)