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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


柳田謙十郎氏と矢野健太郎氏の『千の太陽よりも明るく』



テキスト:001 **柳田謙十郎(明26) 日中友好協会会長  哲学
 『ちかごろ専門の研究を中心に本をよんでいるので、高校生むきのものとしてぜひと思うようなものには出あいません。どうぞあしからず』

略歴など:昭和時代の哲学者。
明治26年11月23日生まれ。西田哲学の影響をうけ,京都学派の一員として活躍。旧制弘前(ひろさき)高教授,台北帝大助教授などを歴任。戦後は唯物論に転じ,平和運動,労働者教育にもつくした。昭和58年1月16日死去。89歳。神奈川県出身。京都帝大卒。著作に「西田哲学と唯物論」など。
【格言など】真実のよろこびというものは深いかなしみの経験のないものには味わうことができない(「弁証法入門」)

”やなぎだ-けんじゅうろう【柳田謙十郎】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:002 **矢野健太郎(明45)東京工大名誉教授 数学 
  ロベルト・ユンク「千の太陽よりも明るく」(   )
 『この書物は、ロベルト・ユンクが、その副題の示す「原子科学者の運命」をわれわれに語っているものですが、世の科学者をして、反省させるあまり多くのことを含んでいるからです』

略歴など:昭和時代の数学者。
明治45年3月1日生まれ。プリンストン高級研究所員などをへて,昭和33年東京工業大教授となる。微分幾何学の研究で知られる。専門書のほか教科書,参考書,一般書の執筆を通じて数学への啓発,数学教育の改善につくした。平成5年12月25日死去。81歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「すばらしい数学者たち」など。

”やの-けんたろう【矢野健太郎】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)