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「忠臣蔵新聞」が300号
創刊12年目で「忠臣蔵新聞」300号を更新した有政一昭さん
赤穂民報サイト版
 相生市山手の元赤穂高校教諭、有政一昭さん(67)がインターネット上で月1回発表している「忠臣蔵新聞」が300号に達した。討ち入りの日にちなんで毎月14日に更新。有政さんは「400号を目指して引き続きがんばる」と12月14日には第301号をアップする。

 創刊は平成10年6月。その2年前にホームページ「忠臣蔵のふるさとへようこそ」を開設し、「もっとわかりやすく、おもしろくしてほしい」という見た人からの感想に応えようと、写真やイラストを多用した「新聞スタイルのホームページ編集」を思いついた。これまで毎月の更新は一度も欠かさず、多いときには1回に3〜4号まとめて発行したこともある。

 「義士新聞社」という架空の新聞社が史料を基に元禄赤穂事件の史実に迫る設定。その根拠となる史料を原文と口語訳で紹介した上で論証を加える形式が初心者からマニアまで好評で、義士の子孫からお礼のメールが届いたり、テレビ局などから歴史考証について意見を求められたりすることもある。

 「難しい歴史判断に自分なりの結論を出すのに苦慮したことはあったが、やめようと思ったことは一度もない」と有政さん。「今後は忠臣蔵が日本の思想史に与えた影響について研究したい」と新たな目標を掲げている。

 「忠臣蔵新聞」のURLは http://www.eonet.ne.jp/~chushingura/
赤穂民報(2009年12月11日)

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