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  熟女の一人ご飯    
(117)5月「エンドウの卵とじ」
筍ご飯

鱸の塩焼き

エンドウの卵とじ

菜の花辛し和

蕗煮物

味噌汁

夫を亡くした後・・・
  友人の話です。「妹が夫に先立たれて落ち込んでしまっている。姉としてどうしてやればいいのか?」と、私はどう乗り越えたのか?と聞かれました。

 私の場合は、まず、本に助けを求めました。先輩たちは愛する人を喪ったとき、どのようにして立ち直ったのかを知りたくて何十冊と読みました。

 その中の1冊。垣添忠生さんの 『妻を看取る日』は、自身が国立がんセンターの総長でありながら妻をがんで亡くした喪失と再生の記録です。読みながら さめざめと泣きました。

 私も夫が亡くなった直後は、放心状態でした。そんな時、姉がよく来てくれて一緒に泣いてくれたのが ありがたかったです。1年程経った時、「これでは夫が悲しむ」と思い、前向きに生きていこうと思いなおしました。それで、毎日の食事を写真に撮ることにしました。これが「熟女の一人ごはん」です。

 ですから 友人は妹さんと一緒に喋って、一緒に泣いてあげるのがいいのではないでしょうか 。

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