熟女のパソコン苦戦記(60)
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ウインドウズ |
| 前号の続きです。私と同じ年齢の、彼女の様子を見ながら自分が習い始めた時の事を思い出しました。なかなかパソコンの事がスンナリと頭に入りません。ワープロしか使った事がない私には師匠の言ってる事がイメージ出来なく、したがって意味が分からなくて困りました。 その一つ、窓を幾つも開いて作業するというのが理解し難いものでした。説明を聞けば聞くほど宇宙人と話をしているようで分かりません。私が「分からない。」 を連発するので、師匠は「とにかく作業の手順を紙に書いて数をこなせ!」と言いました。それから、1回1回メモを見ながらパソコンと悪戦苦闘していました。すると何ヶ月かすると、意味は分からないけれど、だんだんメモを見なくても打てるようになりました。
師匠が、「窓が一つならウインドウ。いくつもの窓を開けて仕事をするから『ウインドウズ』と言うんだ。」と言うのが何年もたって最近やっと分かりました。ちなみに師匠が仕事をする時には窓を5〜6個開けてしています。だから作業が大変スムーズに出来て便利だ。とよく言っています。この「ウインドウズ」の名前には大変な意味があったのです。 単語ひとつを理解するのに何年もかかる私です。分かりにくかった理由の一つに、同じ画面なのに名前が会社によって呼び方がちがうというのがあります。ここでは「ブラウザー画面」と一般的には言うそうですがウインドウズでは「エクスプローラー画面」というそうです。こういう事が熟女の私の頭を必要以上に混乱させているのです。ノロノロの歩みですが、分かった時にはその喜びは大きなものがあり、少しずつでも前進したいと思っています。 | |||||||||||||