長雨影響ここにも かんぴょう生産不調
数が少なく、寂しく揺れるかんぴょうの天日干し。梅雨の長雨が響いた=相生市野瀬
 過去、最も遅い梅雨明けとなった今年、相生市の夏の風物詩として知られる、かんぴょうの天日干しがほとんど見られなかった。原料となるユウガオのできが今一つだったことや、記録的な日照不足が影響した。
 同市野瀬地区は戦後、50軒以上のかんぴょう農家があったが、近年は2、3軒が手掛けるだけ。一部が直売所などで販売されている。
 例年なら、梅雨明けとともに7月半ばから作業が本格化。かんなで薄く削ったユウガオが高さ約5メートルのさおに干され、白いかんぴょうのすだれが夏風に揺れる。しかし、今年は雨が続き、天日干しできる日がほとんどなかった。唯一生産を手掛けた農家でも「量は例年の1〜2割くらいで今年は全然だめ」と話す。
 気象庁によると、上郡町の7月の月間日照時間は平年の約56%(83時間)で、姫路市は平年の約52%(91・6時間)と過去最低だった。
 光都農業改良普及センター(上郡町)によると、日照不足や例年より気温が上がらなかったことなどから、ナスやスイカにも影響が出そうといい、稲の病虫害も心配している。(中西幸大)
神戸新聞2009年8月5日

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