刻む「偉人の足跡」 豊かな文化風土伝える
70.福田眉仙の筆塚(相生市矢野町) 月岡定康さん推薦

 日本画家福田眉仙(びせん)は一八七五(明治八)年、相生市矢野町瓜生地区で生まれました。筆塚は、同地区の羅漢の里にある石塔で、木々の中にひっそり立っています。内部には、眉仙が長年愛用した筆や墨が納められているそうです。

 眉仙は橋本雅邦らに師事した後、中国にも遊学して独自の画風を確立しました。岡倉天心が日本美術院を創設したときには、横山大観らと一緒に参加しています。後年は芦屋に住み、一九六三(昭和三十八)年に亡くなりました。

 相生市歴史研究会の月岡定康さん(72)の推薦です。月岡さんは「偉大な画家の足跡を示すとともに、当時、地域に根付いていた豊かな文化風土が伝わってくるようです」と話されています。
わたしのまちのたからもの(神戸新聞2008年8月26日)

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