1701(元禄14)年3月14日発行
(第062号)
田村家が語る
主従の今生の別れ
多門さんは情報操作のベテラン?
多門発言を否定する証人登場
源五右衛門さん(赤穂大石神社蔵)
主従の今生の別れ(長安雅山画)
今生の別れはフィクションか?
田村家の長岡さんの証言
−記録によると蟻一匹入る余地もなし−
田村家の長岡さんは多門さんの発言を聞いて、「切腹の場には歩目付や小人目付が並んでい
て、一切人を入れないようにという指図だったので、そのようにした」と反論している。
史料原文
一 切腹之場御歩行目付・御小人目付
並居候
、此方之者
一切入申間敷
由差図
ニ付任其意候
出典
「一関藩家中長岡七郎兵衛記録」(赤穂市発行『忠臣蔵第三巻』)