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1701年3月29日発行(第088号)

忠臣蔵新聞

赤穂局より緊急報告

赤穂にびっくりする報せ、入る

経済官僚大野九郎兵衛の屋敷跡(赤穂城内)

3月19日(赤穂支局発)

内匠頭さんの刃傷(第一報)
藩札を交換せよ(第二報)


 3月19日午前6時頃、「主君が江戸松の廊下で上野介さんを切り付けられた」という手紙が赤穂
に届きました。家老の大石内蔵助さんが会議を招集しました。
 続いて午後8時頃、「一番に大切なことは藩札のことである」という手紙が大学長広さん(内匠頭
さんの弟)よりに赤穂に届きました。
 会議後、藩札交換について大石内蔵助さんと大野九郎兵衛さんは札座奉行と藩札回収につい
て協議しました。その結果、300貫が不足していることが分かりました。
 本家・分家から不足分を借金をして、「6分替え」で交換することを決めました。

6分替えに4500両不足
浅野本家に最初で最後の無心


 晩、外村源左衛門さん(番頭)は船で広島本家(藩主浅野安芸守綱長さん)に向かいました。「
野内匠頭さんの初めてで最後の無心です
」として不足の銀200貫と緊急用の100貫の計300貫=
4500両の借用
を申し入れるためです。

赤穂に悲しい報せ、続く
内匠頭さん切腹(第三報)


 19日午後9時頃、「主君切腹」という手紙が届きました
 夜、大石内蔵助は再び総登城を命じて主君の切腹を告げる。今回も藩札の処理を決めただけで
散会する。

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