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元禄14(1701)年4月12日発行(第099号)

忠臣蔵新聞

あれる大評定(赤穂開城)

開城をめぐり大評定(長安雅山画)

 大石内蔵助さんが「開城後を待ち、交渉次第で切腹もある」と提案すると、もう一人
の家老大野九郎兵衛さんが幕府に背くことに反対し「無条件明け渡し」を主張し、長
老の原惣右衛門さんに追い出されるシーンもありました。

 江戸から来た片岡源五右衛門さんらは主君の切腹を肌で感じているだけに「仇討
ち後切腹すべきだ」と激しく反論し、それが聞き入れられないと、江戸に帰っていきま
した。
 休憩後の最後の大評定で、内蔵助さんは開城後の存念を提案し、皆を開城
の方向でまとめました。

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