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元禄15(1702)年8月23日(第155号)

忠臣蔵新聞

脱盟の口上を分析(1)
今も昔も同じ
理由は意見の不一致

石束毎公 りく
池田由成 くま 良金 (主税)
━━━━ 良雄 くう
良昭 専貞 吉千代
小山孫六 源右衛門 良房
大石良信 良勝 大石良欽 小山
源五右衛門
覚運
覚運 (大西坊)
(近藤源八室) るり
(進藤源四郎室) 良恭
良重 長恒 (美濃守) 良尚
長武
信云 良総無人 良麿
良穀三平
信澄 孫四郎
瀬左衛門
奥野将監
大石内蔵助さんの系図
大石家系図(が討ち入り参加者、が協力者、が脱盟者)

閏8月8日      

内蔵助さんの考えは納得できないと脱盟
進藤源四郎さん


 「私は内蔵助さんとは考えるところが違うので脱盟します。…内蔵助さんの考えはやむ得ないとは思いますが、結局私には納得が出来ませんでした」
史料

 「私儀存寄御座候に付御手を離れ申候…畢竟心底ニ落不申候故如斯御座候
閏8月10日

私は私の信念を貫くと脱盟
小山源五右衛門さん・弥六さん親子

 「私は今までみなさんと同じ同志でしたが、みなさんと考えと私の考えに相違が出てきました。…心外ながら脱盟して、私は私の考えをつらぬく所存です」
史料

 「各々様思召寄一分拙者存念相違之儀共御坐候…乍心外御手ヲはなれ拙者儀は一分之了簡ヲ立可申候
閏8月12日

みなさんの考えが納得できないと脱盟
大石孫四郎さん

 「私の考えは以前から申している通りですが、この度みなさんの考えに到底納得できないので、脱盟して私の考えの通りやります。親族である私がこのように言うのも心外ですが、以上の理由でお断り致します」
史料

 「今度何も様思召寄之趣心底ニ心落不仕候付御手をはなれ私存寄之通ニ可仕候

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