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元禄15(1702)年10月22日発行(第168号)

忠臣蔵新聞

大石内蔵助さんの東下り

日野家用人垣見五郎兵衛さんと劇的な対面
真実か虚構か

TV映画の名場面より

公卿日野家用人垣見五郎兵衛さんと
箱根の関所で出くわす?

 内蔵助さんは公卿日野家用人垣見五郎兵衛さんと偽って道中をしていた所、
箱根の関所で本物の日野家用人とばったり出会ってしまいました。
 鷹の羽の定紋を見て、本物は情けある計らいをして退散しました。

江戸に入った内蔵助さん
垣見五郎兵衛と名乗る
このことから生まれたフィクションか?

 10月 7日−内蔵助さんは京都を出発する。
 10月21日−箱根の箱根神社に参詣し、曾我兄弟の墓にも詣でる。
 10月22日−鎌倉に到着する。
 10月25日−川崎に到着する。
 10月26日−平間村に到着する。
 11月 5日−江戸に入る。内蔵助さんは息子主税さんの伯父垣見五郎兵衛と称しています。
 以上の事実から、多分こういうドラマティックなこともあったであろう、あって欲しいという庶民の願いから生まれてフィクションではないでしょうか。

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