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エピソード

003_02

日本民族の形成(日本人のルーツは?)
 世界の民族のことを調べる学問を民族学といいます。
 日本人のことを調べる学問を民俗学といいます。民俗学を体系化したのが兵庫県福崎町出身の柳田国男先生です。この民族学と民俗学を使って、現在の日本人のルーツを調べてみましょう。
 日本人の体系の特徴の一つが目が細いということです。実は目が細いのではなくて、瞼の上の脂肪部分が多いのです。目を大きくするにはこの脂肪を取ると、オードリー・ヘップバーンのような瞳になれます。何故、脂肪が多いかというと、寒さから目を保護しているのです。ずんぐりむっくりの体系の同じく寒さ対策です。ということは、日本人のルーツは寒い北方系(北方ルート)といえます。
 綺麗な女性が水浴びをしている。男はその女性の衣を奪ったので、天に帰れないという羽衣伝説があちこちにあります。韓国にもあります。これは大陸系のルーツ(朝鮮ルート・東シナルート)を意味します。
 助けた亀を竜宮へ案内される浦島太郎の話が『古事記』にも出てきます。これは南方にある話です。このことから日本人は南方系(沖縄ルート・南洋ルート)をもルーツにしていると言えます。
Aシベリア @シベリア @北方ルート
A朝鮮ルート
B東シナルート
C沖縄ルート
D南洋ルート
A華北
B揚子江沿岸
沖縄
D小笠原諸島
C台湾
日本人のルーツは多民族性で、国際的
 民族学と民俗学からいえることは日本人のルーツは混血ということです。日本人の血には多民族性が備わっているのです。袋は島国であっても、中の血は現代的で国際的なのです。

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