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弘仁・貞観文化T(六国史の覚え方) | |
1 | 六国史とは勅(天皇の命令)撰(編集)の6つの日本(国)の歴史書をさします。 |
2 | 最古の勅撰史書が『@日本書紀』です。これは『古事記』と共に『記紀』として重要です。 |
3 | 『日本書紀』の続編が『A続日本紀』です。文武天皇から桓武天皇までを扱います。菅野真道が編集しました。 |
4 | 『続日本紀』の後に出来たのが『B日本後紀』です。桓武天皇から淳和天皇までを扱います。藤原緒嗣が編集しました。 |
5 | 『日本後紀』の続きが『C続日本後紀』です。仁明天皇の一代記です。藤原良房が編集しました。 |
6 | 『D日本文徳天皇実録』は暗記するしかありません。文徳天皇一代記です。藤原基経が編集しました。 |
7 | 『E日本三代実録』も暗記するしかありません。清和・陽成・光孝天皇の三代記です。藤原時平と菅原道真が編集しました。 |
暗記を最少にする秘訣 | |
1 | 2つの答えがあれば、1つだけ覚えれば、残りは1つだけとなります。 その1つを覚えることが、実は簡単で、困難なんです。 |
2 | センターテストにしても、予備校などで過去問の出題やその傾向をパソコンで検索したり、分析したりしていています。そのため難関大学では問題が重箱の隅をつついたような、勉強とはなんの縁もない、 受験テクニックばかりが必要な傾向になってきています。 それを如何に解くかが、よき指導者として評価される傾向です。しかし、テクニックはテクニックであって、人間として生きる知恵ではありません。多くの本を読み、多くの映画を見、多くの人と交流し、多くの体験をして、それらを総合して、ペーパー上の知識とミックスする。 |
3 | 体験を交えた暗記は忘れることがなく、どんどん発展できます。人生を楽しみながら、勉強では工夫するために苦労しましょう。この工夫の苦労は、今後も役に立ちますよ。 |