print home

エピソード

044_05

浄土信仰X(地獄の思想2)
 今回も、『往生要集』から、その後半をお届けします。
 地獄の様は、原文でもほぼ理解できるので、現代語訳せず、平安末期の人が読んだのと同じ文章で、当時を想像して下さい。
【5】大叫喚地獄
 五に大叫喚地獄といふは、 叫喚の下にあり。 苦の相また同おなじ。ただし前の四の地獄、 およびもろもろの十六の別処の一切のもろもろの苦を十倍して重く受く。
 人間の八百歳をもつて化楽天の一日夜となして、 その寿八千歳なり。かの天の寿をもつてこの獄の一日夜となして、 その寿八千歳なり。 殺・盗・婬・飲酒・妄語のもの、このなかに堕つ。
解説(大叫喚地獄は、生きものを殺したり、強盗・不倫・飲酒・嘘つきが落ちる所です)
(1)受鋒苦処
 そのなかの一処を受鋒苦と名づく。 熱鉄の利き針、 口舌をともに刺して、 啼哭することあたはず。
解説(大叫喚地獄の1つである受鋒苦処は、真っ赤に焼いた針で、口と舌を同時に刺すので、痛くても、大声でなき叫ぶことも出来ません)
(2)受無辺苦処
 また別処あり。 受無辺苦と名なづく。 獄卒、 熱鉄の鉗をもつてその舌を抜き出いだす。抜きをはりぬればまた生じ、 生じぬればすなはちまた抜く。 眼を抜くこともまたしかなり。 また刀をもつてその身を削ずる。刀はなはだ薄く利きこと、 剃頭刀のごとし。 かくのごとき等の異類のもろもろの苦を受うくること、みなこれ妄語の果報なり。 余は経に説くがごとし。
解説(大叫喚地獄の1つである無辺苦処は、嘘つきが落ちる所です)
【6】焦熱地獄
  六に焦熱地獄といふは、 大叫喚の下にあり。 縦広、 前に同じ。 獄卒、罪人を捉らへて熱鉄の、地の上に臥せ、 あるいは、仰むけ、 あるいは覆つぶせて、 頭より足に至るまで、大きなる熱鉄の棒をもつて、 あるいは打ち、 あるいは築きて、 肉摶(にくだん)のごとくならしむ。
 あるいは極熱の大きなる鉄熬(てつごう)の上に置きて、 猛炎をもつてこれを炙ぶる。 左右にこれを転じて、表裏焼薄す。 あるいは大きなる鉄の串をもつて下よりこれを貫ぬき、 頭を徹おして出だし、反覆してこれを炙ぶり、 かの有情をして諸根毛孔、 および口のなかにことごとくみな炎起こらしむ。
 あるいは熱かくに入れ、 あるいは鉄の楼に置くに、 鉄火猛盛(みょうじょう)にして骨髄を徹おす。
解説(焦熱地獄は、生きものを殺したり、強盗・不倫・飲酒・嘘つき・人を意地悪く扱った者が落ちる所です)
(1)分荼離迦処
 そのなかに一処あり。 分荼離迦と名づく。 いはく、 かの罪人の一切の身分に、芥子ばかりも火炎なき処なし。 異の地獄の人、 かくのごとく説きていはく、 「なんぢ、 疾くすみやかに来たれ。 なんぢ、疾くすみやかに来たれ。 ここに分荼離迦池あり。 水ありて飲みつべし、 林に潤影あり」 と。随ひて走り趣くに、 道の上に坑あり。 なかに熾りなる火満てり。 罪人入りをはるに、一切の身分みなことごとく焼け尽きぬ。 焼けをはればまた生じ、 生じをはればまた焼く。 渇欲息まずして、すなはち前進みて入りぬ。 すでにかの処に入れば、 分荼離迦の炎の燃ゆること、 高大なること五百由旬なり。
 かの火に焼炙(しょうしゃ)せられて、 死してまた活みがえる。 もし人、 みづから餓死して天に生まるることを得ることを望み、また他人を教へて邪見に住せしめたるもの、 このなかに堕つ。
解説(焦熱地獄の1つである分荼離迦処は、自殺して天国に生まれ変わることを望んだり、人を意地悪く扱った者が落ちる所です)
(2)闇火風処
 また別処あり。 闇火風と名づく。 いはく、 かの罪人、 悪風に吹ふかれて、 虚空のなかにありて、所依の処なし。 車輪のごとく疾く転じて、 身見るべからず。 かくのごとく転じをはるに、 異の刀風生じて、身を砕くこと沙(いさご)のごとくして、 十方に分散す。 散じをはればまた生じ、 生をはればまた散ず。 つねにかくのごとし。
 もし人、 かくのごとき見をなさく、 「一切の諸法に、 常と無常とあり。 無常といふは身なり。常といふは四大なり」 と。 かの邪見の人、 かくのごとき苦を受く。 余は経に説くがごとし。
解説(焦熱地獄の1つである闇火風処は、自殺して天国に生まれ変わることを望んだり、人を意地悪く扱った者が落ちる所です)
【7】大焦熱地獄
 七に大焦熱地じ獄といふは、 焦熱の下にあり。 縦広、 前に同じ。 苦の相また同じ。ただし前の六の地獄の根本と別処との一切のもろもろの苦を十倍してつぶさに受く。 つぶさに説くべからず。 その寿、半中劫なり。 殺・盗・婬・飲酒・妄語・邪見、 ならびに浄戒(じょうかい)の尼にを汚がせるもの、このなかに堕つ。
 この悪業の人は、 先づ中有にして大地獄の相を見みる。 閻羅人ありて、 面に悪くき状あり。手・足きはめて熱くして、 身を捩(もどろ)かし、 肱を怒らかせり。 罪人これを見て、 きはめて大きにもう怖す。 その声、雷吼のごとし。 罪人これを聞きて恐怖さらに増す。 その手に利き刀を執り、 腹肚はなはだ大にして、黒雲の色のごとし。 眼の炎は灯のごとく、 鉤がれる牙、 鋒のさきのごとく利し。 臂・手みな長く、揺動して勢ひをなすに、*一切の身分、 みなことごとく粗起す。 かくのごとき種々の畏づべき形状をもつて、堅く罪人の咽を繋ばる。
 かくのごとくして将て去ること、 六十八百千由旬の地海洲城を過ぎて、 海の外辺にあり。また行くこと三十六億由旬にして、 漸々に下に向ふこと十億由旬なり。 一切の風のなかには、業風第一なり。 かくのごとき業風、 悪業の人を将て去りて、 かの処に到らしむ。
 すでにかしこに到りをはりぬれば、 閻魔羅王、 種々に呵責す。 呵責すでに已われば、悪業の羂をもつて縛りて、 出だして地獄に向かはしむ。遠く大焦熱地獄のあまねく大きなる炎の燃ゆるを見る。 また地獄の罪人の啼哭の声を聞く。
 悲しみ愁へ、 恐魄して、 無量の苦を受く。 かくのごとく無量百千万億無数の年歳、啼哭の声を聞きて、 十倍して恐魄し、 心驚き怖畏す。
解説(大焦熱地獄は、生きものを殺したり、強盗・不倫・飲酒・嘘つき・人を意地悪く扱ったり、尼僧を犯した者が落ちる所です)
(1)皆悉炎燃処
 そのなかに一処あり。 一切間なく、 乃至虚空まで、 みなことごとく炎燃して、針の孔ばかりも炎燃せざる処なし。 罪人、 火のなかに声を発して唱へ喚けぶ。 無量億歳、つねに焼くこと止まず。 清浄の優婆夷を犯せるもの、 このなかに堕つ。
解説(大焦熱地獄の1つである皆悉炎燃処は、在家のまま仏門に帰依して修行する女を犯した者が落ちる所です)
10 (2)普受一切苦悩処
 また別処あり。 普受一切苦悩と名づく。 いはく、 炎刀をもつて一切の身の皮を剥ぎ割きて、その肉をば侵さず。 すでにその皮を剥ぎ、 身とあひ連らねて熱の地に敷き在きて、 火をもつてこれを焼き、熱鉄の沸けるをもつてその身体に潅(そそぐ)。 かくのごとく無量億歳、 大苦を受く。 比丘の、酒をもつて持戒の婦女を誘(こしら)へ誑(たぶらか)して、 その心を壊(やぶ)りをはりて、 しかして後のちに、 ともに行じ、あるいは財物を与へたるもの、 このなかに堕つ。
解説(大焦熱地獄の1つである普受一切苦悩処は、出家して具足戒(僧となる儀式)を受けた僧が、戒律を守っている婦女に酒を飲まして誘惑した後、一緒に修行したり、金品を与えた者が落ちる所です)
11 【8】阿鼻地獄
 八に阿鼻地獄といふは、 大焦熱の下にあり。 欲界の最底の処なり。
 かの阿鼻城は、 縦広八万由旬にして、 七重の鉄の城しろ、 七層の鉄の網あり。下に十八の隔だてありて、 刀林周そうせり。 四角に四の銅の狗あり。 身の長け四十由旬なり。眼は電のごとく、 牙は剣のごとく、 歯は刀山のごとく、 舌は鉄刺しのごとし。一切の毛孔よりみな猛火を出だし、 その煙り臭悪にして世間に喩なし。
 十八の獄卒あり。頭は羅刹のごとく、 口は夜叉のごとし。 六十四の眼ありて、 鉄丸を迸(ほとば)しり散らす。 鉤(まが)れる牙は、上に出でたること高さ四由旬、 牙の頭より火流がれて阿鼻城に満つ。
 頭の上に八の牛頭あり。一々の牛頭に十八の角ありて、 一々の角の頭よりみな猛火を出だす。 また七重の城のうちに七の鉄幢(てつどう)あり。幢頭より火涌くこと、 なほ沸泉のごとし。 その炎、 流がれ迸しりて、 また城のうちに満つ。
 四門のとじきみの上に八十の釜あり。 沸銅涌出して、 また城のうちに満つ。
 一々の隔のあひだに、八万四千の鉄蟒(てつもう)・大蛇ありて、 毒を吐き、 火を吐きて、 身城のうちに満てり。 その蛇の哮(ほ)え吼(ほ)ゆること、百千の雷のごとく、 大鉄丸を雨ふらして、 また城のうちに満つ。
 五百億の虫あり。八万四千の嘴ありて、 嘴の頭より火流がれ、 雨のごとくして下だる。 この虫下る時に、獄火いよいよ盛りにして、 あまねく八万四千由旬を照らす。 また八万億千の苦のなかの苦なるもの、このなかに集在せり。
 阿鼻地獄の人は、 大焦熱地獄の罪人を見ること、 他化自在天処を見みるがごとし。四天下処、 欲界六天は、 地獄の気を聞かば、 すなはちみな消え尽なん。 なにをもつてのゆゑに。地獄の人はきはめて大きに臭きをもつてのゆゑに。 地獄の臭き気、 なんがゆゑぞ来らざる。
 二の大山ありて、一は出山と名づけ、 二を没山と名づく。 かの臭き気を遮せり。 もし人、一切の地獄のあらゆる苦悩を聞かば、 みなことごとく堪へざらん。 これを聞かばすなはち死せん。 かくのごとくなるをもつて、阿鼻大地獄処をば、 千分のなかにおいて一分をも説かず。 なにをもつてのゆゑに。 説き尽すべからず、 聴くことを得べからず、譬喩すべからざるをもつてなり。 もし人ありて説き、 もし人ありて聴かば、 かくのごとき人は血を吐きて死せん。
解説(阿鼻地獄は無間地獄ともいわれ、生きものを殺したり、強盗・不倫・飲酒・嘘つき・人を意地悪く扱ったり、尼僧を犯したり、仏教を信じなかった者が落ちる所です)
12 (1)鉄野干食処
 そのなかの一処を鉄野干食処と名なづく。 いはく、 罪人の身の上に、 火の燃えたること十由旬量なり。
 もろもろの地獄のなかに、 この苦もつとも勝ぐれたり。 また鉄のかわらを雨ふらすこと、 盛りなる夏の雨のごとく、身体破砕すること、 なほ乾れたる脯(ほしじし)のごとし。 炎の牙ある野干、 つねに来たりて食だんし、一切の時において苦を受くること止まず。 昔、 仏像を焼き、 僧房を焼き、 僧の臥具を焼きしもの、このなかに堕つ。
解説(阿鼻地獄の1つである鉄野干食処は、仏像を焼いたり、お寺を焼いたり、僧の寝具を焼いた者が落ちる所です)
13 (2)黒肚処
 また別処あり。 黒肚処と名づく。 いはく、 飢渇身を焼きて、 みづからその肉を食らふ。 食らひをはればまた生じ、生じをはればまた食らふ。
 黒肚の蛇ありて、 かの罪人を繞(ま)つひて、 はじめ足の甲より漸々に齧(か)み食らふ。
 あるいは猛火に入れて焚焼(ぼんじょう)し、 あるいは鉄かくに在きて煎煮す。 無量億歳、 かくのごとき苦を受く。昔、 仏の財物を取とりて食用せるもの、 ここに堕つ。
解説(阿鼻地獄の1つである黒肚処は、お寺の金品を盗んで、食べ物に代えた者が落ちる所です)
14 (3)雨山聚処
 また、別処あり。 雨山聚処と名づく。 いはく、 一由旬量の鉄山、 上より下だりて、かの罪人を打つに、 砕だくること沙揣(しゃせん)のごとし。 砕だけをはればまた生じ、 生をはればまた砕だく。
 また十一の炎ありて、 周遍して身を焼く。
 また獄卒、 刀をもつて、あまねく身分を割きて、極熱の白鑞汁をその割ける処に入る。 四百四病、 具足してつねにあり。
長久に苦を受けて年歳あることなし。 昔、 辟支(びゃくし)仏の食を取りて、 みづから食してこれを与たへざるもの、ここに堕つ。
解説(阿鼻地獄の1つである雨山聚処は、本尊の仏や脇侍の仏に供えている物を盗んで食べたり、お供えをしなかった者が落ちる所です)
15 (4)閻婆度処
 また別処あり。 閻婆度処と名づく。 悪鳥あり、 身大きなること象のごとし。 名づけて閻婆といふ。
 嘴利くして炎を生ぜり。 罪人を執りて、 はるかに空中に上りて、 東西に遊行し、しかして後にこれを放つに、 石の地に堕つるがごとくして、 砕だけて百分となる。 砕だけをはりてはまた合し、合しをはればまた執る。 また利き刃、道に満みちて、 その足脚を割く。
 あるいは炎の歯ある狗ありて、来たりてその身を齧(か)む。 長久の時に大苦悩を受く。 昔、 人の用ちゐる河を決断して、人をして渇死せしめたるもの、 ここに堕つ。
解説(阿鼻地獄の1つである閻婆度処は、他人が所有している河の土手を破壊して、作物が取れないようにして、そこに住む人を餓死させた者が落ちる所です)
大学入試問題と源信の『往生要集』
 私たちの高校生時代は、受験本といえば、大学の教授が主流でした。今、本屋さんに並んでいるのは、予備校の講師の受験本ばかりである。
 いかにこの本を活用すれば、一流大学に合格できるという受験テクニックが満載である。出題する側にも問題があるが、技巧(ハウツー物)に走る受験生にも困ったものである。
 ここでは、日本の歴史を、物語的に理解すれば、その結果、受験にも応用できる例を紹介したい。
 2007年1月に行われたセンター試験日本史Bの問題です。問題としては、出尽くしたのか、悪問の見本です。
 「問5 下線部dに関連して、9世紀における新仏教に関して述べた次の文a〜dについて、正しいものの組み合わせを、下の@〜Cのうちから一つ選べ(11)。
 a 高野山に金剛峰寺が開かれた。
 b 上皇や貴族がしばしば熊野へ参詣した。
 c 源信によって『往生要集』が著された。
 d 天台宗に密教が本格的に取り入れられた。
 @a・c Aa・d Bb・c Cb・d」
 こうした問題は、明らかに答えが分っている箇所から検討します。
 桓武天皇は、仏教勢力の政治介入からの脱皮をめざして、794年に、奈良からの京都に遷都しました。それに同調した空海は高野山に真言宗を、最澄は比叡山に天台宗を開きました。最澄は、空海に弟子入りして密教を学びました。ここのポイントは、平安遷都(鶯 なくよ=794年、平安京)です。
 1052年は末法の時代に入ると信じられていました。末法の時代は、仏法全く衰え、天災地変・戦争が横行するというのです。それを予兆するように939年に関東では平将門の乱、近畿では藤原純友の乱が起こりました。こうしたことを背景に、この世の幸せならぬあの世の幸せを願う浄土教の考えが広がりました。それを助長したのが10世紀半ばの空也で、かれが「南無阿弥陀仏」と唱えると、口から極楽浄土の阿弥陀さんが六体出てきたといいます。その後、985年、源信は『往生要集』を著して極楽・地獄の世界を分りやすく説きました。ここのポイントは、末法思想によりあの世の思想(極楽浄土の思想)が広まったことです。
 このエピソード高校日本史の051-01(←ここをクリック)でも上皇の熊野詣を扱っています。藤原道長は、臨終の時に阿弥陀如来像から糸を引いて、極楽浄土に行けることを祈願しました。その息子の藤原頼通は、この世に極楽浄土を造ろうと、宇治に平等院鳳凰堂を建立しました。平安末期、それでも不安な上皇は僧侶になったり(法皇)、寺院を建立したり(六勝寺)、それでも物足りなく思って、熊野へしばしば参詣しました。ここのポイントは、平安末期ということです。
 以上、持てる知識を総合すると、明らかに、9世紀でないのは、bとcです。それを排除すると、aとdが残ります。その結果、正解はAa・dになります。
 次の史料は、10世紀のおわり頃に書かれた仏教書の一節である。これを読み、設問に答えよ。
 「それ往生極楽の教行は、濁世末代の目足なり。道俗貴賎、誰か帰せざる者あらん。ただし顕密の教法は、その文一にあらず。事理の業因は、その行これ多し。利智精進の人は、いまだ難しとなさざらんも、予が如き頑魯の者、あに敢えてせんや。
 この故に、念仏の一門に依りて、いささか経論の要文を集む。これを披きこれを修むるに、覚り易く行い易からん」
問1。この書物名は、次のうちのどれか。(記号で答えよ)
   @立正安国論 A教行信証 B興禅護国論 C往生要集 D正法眼蔵
問2。文中に「顕密の教法」とあるが、密教の代表的宗派としての真言宗が、金剛峯寺と共に本拠としたのは、次のうちのどれか。(記号で答えよ)
   @延暦寺 A教王護国寺(東寺)B平等院 C園城寺(三井寺)D東大寺
問3。文中に「念仏の一門」とある。これは一般的に何教と呼ばれているか。
問4。この文章が書かれた頃、政界で権勢をふるっていたのは、次のうちのどれか。(記号で答えよ)
   @上皇 A平氏 B藤原式家 C藤原北家 D橘氏
問5。この文章が書かれた頃、農民達から、その苛政を訴えられたものは、次のうちのどれか。(記号で答えよ)
   @平忠常 A平将門 B藤原純友 C藤原元命 D藤原道長
往生要集は源信が985年に著わした。尾張国郡司百姓らが藤原元命を訴えたのは988年
のことである。

index