NO.248
第9章 近代日本とアジア(2)
凡例:
[1 ](項目)
、
「2 」(人名)
、
『3 』(書籍名・作品名)
4-2〕
転向の時代(2)
2
経過(2)
[1 ]
(昭和10)年
2月
*A
[2 ]
問題が表面化
@貴族院議員菊池が*A
「3 」
61才のA
『4 』
が
(E
『憲法撮要』
で主張した国家法人説)を貴族院で反国体と追及
A背景
a.元老・政府首脳も天皇機関説的な考え方で従来から政治を運営
b.憲法の番人である枢密院議長一木喜徳郎ら天皇機関説の支持者
B攻撃の目的−岡田内閣とそれを支えている穏健な「現状維持勢力」
a.右翼の攻撃−美濃部達吉の憲法学説は反国体的
b.軍・現状打破グル−プも攻撃に参加
c.大政治問題化
3月
軍・右翼、美濃部学説とそれに基く現体制を非難
同
岡田内閣、軍部・右翼の圧力に屈し、*B
[5 ]
声明発表
@天皇機関説を否定→思想統制へ
A美濃部、貴族院議員を辞職。
『天皇機関説』
発禁処分
同
日本共産党中央部壊滅
4月
社会主義・自由主義思想も反国体として否認される→取締の強化
1936年
2月
総選挙(社会大衆党5より22議席へ)←岡田内閣の援助
同
A
[6 ]
事件(陸軍ク−デタ)
同
@32 A第一次
「7 」
内閣成立
[8 ]
(昭和12)年
3月
日本無産党結成(母体−社会大衆党の一部)
6月
@34 A
「9 」
47才内閣成立
7月
日中戦争の勃発
11月
E
[10 ]
事件
@東大矢内原忠雄がE
『帝国主義下の台湾』
・
『民族と平和』
発刊
A植民政策を批判したとして辞職
12月
D
「11 」
45才らD
[12 ]
党、弾圧をうけ活動停止
同
第一次*C
[13 ]
事件
@反ファッショ人民戦線の結成を企図したとしておきた弾圧事件
A日本無産党委員長E加藤勘十・同書記長D鈴木茂三郎・労働運動家山川均逮捕
同
日本無産党禁止
1938年
2月
第二次*C
[14 ]
事件
@社会主義的な教授グル−プ
A労農派長老大内兵衛・東大助教授有沢広巳・労農派経済学者美濃部亮吉逮捕
同
大日本農民組合
@母体−E全国農民組合、右派
A戦争に協力
3月
内務省、雑誌社に戸坂潤39才・宮本百合子41才らの原稿禁止を通告
10月
東大教授C
「15 」
48才
@E
『ファシズム批判』
・E
『社会政策原理』
発刊
AE
『時局と自由主義』
発刊
1939年
河合栄治郎の著書を自由主義的と発禁処分→休職
1940年
津田左右吉
@科学的な
『古代史研究』
で、神話は事実ではないと主張
A皇室の尊厳を冒涜するとして起訴
B関係著書は発禁処分
7月
社会大衆党解党
3
結果
イ
軍の革新派の企図する国内改革に期待し、それを推進しようとする言論が支配的
ロ
欧米文明に対する無批判な摂取反省→伝統文化の再検討
正解数( )問/問題数(15)問=正解率( )%